【レースレポート】2026 Moto2/Moto3 第4戦スペインGP — Moto2でLIQUI MOLY Dynavolt Intact GPが歴史的1-2フィニッシュ達成
2026年4月24日〜26日、スペイン南部のヘレス・サーキット=アンヘル・ニエトにて、MotoGP世界選手権 第4戦スペインGPが開催されました。advantage DIRECT DRIVE RACING DISCを採用するLIQUI MOLY Dynavolt Intact GP(Moto2/Moto3)とCIP Green Power(Moto3)両チームの予選・決勝レポートをお届けします。
#81 セナ・アジアスが 前戦からの2連勝 を飾り、わずか0.885秒差で #18 マヌエル・ゴンザレスが2位表彰台に登壇。
Moto2 / LIQUI MOLY Dynavolt Intact GP
予選レポート ― ハードブレーキングを支える強靭な制動力。ゴンザレスがフロントロー3番手を獲得
スペイン・ヘレスサーキットは、ストレートからのハードブレーキングと旋回制動が連続し、ブレーキへの熱負荷と高いコントロール性がタイムに直結するテクニカルコースです。
土曜日の予選セッションでは、Q2に進出した マヌエル・ゴンザレス選手(#18) が果敢なタイムアタックを展開。極限のブレーキング競争となる中、advantage DIRECT DRIVE RACING DISC独自のT型フローティングシステム(面接触構造)がもたらす高い安定性を武器に、コーナーへのアプローチでライバルを圧倒。トップから僅差の 3番グリッド(フロントロー) を獲得しました。
前戦アメリカズGPで優勝を果たし勢いに乗る セナ・アジアス選手(#81) も、終始力強いペースを維持。両ライダーともに、高い路面温度下でもレバータッチが変化しないブレーキフィーリングに絶大な信頼を寄せ、決勝への確かな手応えを掴む予選となりました。
決勝レポート ― アジアスが圧巻の2連勝。ゴンザレスが2位に続き、チーム初の1-2フィニッシュ
日曜日の決勝レースは、気温23度、路面温度31度のドライコンディションでスタートしました。
スタート直後、3番グリッドから絶好の蹴り出しを見せたゴンザレス選手がホールショットを奪取し、オープニングラップからレースの主導権を握ります。その後方から力強いペースで追い上げを見せたのがアジアス選手でした。
中盤以降、アジアス選手がトップに浮上すると、ゴンザレス選手と息を呑むようなチームメイト同士の優勝争いを展開。レース終盤、タイヤの消耗とブレーキの熱ダレが厳しくなる時間帯においても、特殊ステンレス材(SCS)を採用したadvantage DIRECT DRIVE RACING DISCは一切のフェード現象を寄せ付けず、「握った分だけリニアに効く」圧倒的な制動力を維持し続けました。
#18 マヌエル・ゴンザレス — 予選 3位 / 決勝 2位(+0.885秒)
結果、アジアス選手が後続を振り切りトップチェッカー。前戦からの2連勝を飾り、総合ランキングでも2位に浮上しました。そしてわずか0.885秒差でゴンザレス選手が2位に入り、LIQUI MOLY Dynavolt Intact GPにとって念願のワンツーフィニッシュ(ダブルポディウム)を達成する歴史的なレースとなりました。
Moto3 / LIQUI MOLY Dynavolt Intact GP
〜ムニョス&アルマンサ、欠場からの復帰戦で躍動。ムニョスが激闘の末に3位表彰台を獲得〜
Moto3クラスに参戦するLIQUI MOLY Dynavolt Intact GPにとっては、欠場を余儀なくされていた ダビド・ムニョス選手(#64) と ダビド・アルマンサ選手(#22) の両名が戦列に復帰を果たす、チームにとって非常に重要なターニングポイントとなる週末となりました。
予選レポート ― ブランクを感じさせない驚異のスピード
欠場からの復帰戦というプレッシャーとフィジカル面での課題が残る中、両ライダーは金曜日のプラクティスから素晴らしい集中力を発揮しました。特にムニョス選手は、金曜日のプラクティス終盤に トップタイム(1分44秒1台) を叩き出すなど、ブランクを全く感じさせないアグレッシブなライディングを披露。続く予選Q2でもその勢いを維持し、決勝での表彰台争いを十分に射程圏内に捉えるフロントグループの好グリッドを獲得しました。
同じく復帰戦となったアルマンサ選手も、持ち前の高い適応力を発揮。ライバルたちがコンマ数秒を削り合う激しい予選タイムアタックの中、着実にマシンのフィーリングを取り戻しながら力強いペースを刻み、決勝での追い上げとポイント獲得に期待がかかるポジションを確保しました。
決勝レポート ― ムニョスが3位表彰台、アルマンサも8位入賞のダブルポイント獲得
迎えた日曜日の決勝レースは、Moto3ならではの息を呑むようなスリップストリーム合戦と大混戦の展開となりました。
好スタートを切ったムニョス選手は、オープニングラップの第1コーナーでホールショットを奪う会心の立ち上がりを見せ、序盤からトップグループを牽引します。レース中盤、トップを走るマキシモ・キレス選手がハイペースで抜け出す展開となる中、ムニョス選手はアドリアン・フェルナンデス選手らと熾烈な2位争いを繰り広げました。
勝負の行方は最終ラップ、最終コーナー(ターン13)のブレーキング勝負にまで持ち越され、立ち上がりからのドラッグレースへ。惜しくもコントロールライン通過時にフェルナンデス選手に僅差でかわされたものの、見事 3位表彰台(トップ差+2.009秒) を獲得。復帰戦でのいきなりの表彰台という、ムニョス選手の並外れた才能と執念を証明する感動的なレースとなりました。
一方、アルマンサ選手も中団グループから冷静かつアグレッシブな追い上げを見せました。各コーナーでの激しいポジション争いを次々と制し、レース後半にかけて着実に順位をアップ。最終的にトップから+11.601秒差の 8位 でチェッカーを受け、復帰戦で見事なシングルフィニッシュを果たしました。
#22 ダビ・アルマンサ — 予選 8位 / 決勝 8位(+11.601秒)
怪我による欠場という厳しい状況を跳ね返し、ムニョス選手が3位、アルマンサ選手が8位と、両名揃って力強い結果を残したLIQUI MOLY Dynavolt Intact GP。ライダーの完全復活をアピールし、次戦以降のチャンピオンシップ争いへ向けて最高のはずみとなる実り多きスペインGPとなりました。
Moto3 / CIP Green Power
〜母国GPで両ライダーがダブルポイント獲得の堅実な週末〜
2026年第4戦スペインGP(ヘレス・サーキット)における、CIP Green Powerチームの予選および決勝結果をまとめたレポートです。両ライダーともにポイントを獲得する堅実な週末となりました。
予選レポート(Qualifying)
#11 エイドリアン・クルーセス(Adri??n Cruces)/ 予選順位:14番手(5列目)
母国グランプリとなるクルーセスは、フリー走行からコンスタントな走りを見せQ2へ進出。タイムが極めて拮抗する激しいアタック合戦の中、決勝での追い上げが十分に狙える14番グリッドを確保しました。
#19 スコット・オグデン(Scott Ogden)/ 予選順位:18番手(6列目)
オフシーズンの怪我からの復調途上にあるオグデンは、アタックのタイミングやトラフィック(混雑)に阻まれる場面もありましたが、決勝を見据えて着実にマシンのセットアップを進め、18番手で予選を終えました。
決勝レポート(Race)
#11 エイドリアン・クルーセス / 決勝結果:11位
14番グリッドからまずまずのスタートを切り、序盤から第2グループの中で激しいポジション争いを展開。母国のファンの前で最後まで集中力を切らさず、着実に順位を上げて 11位 でチェッカー。チームに貴重なポイントをもたらしました。
#19 スコット・オグデン / 決勝結果:15位
18番手からのスタート後、レースペースの良さを活かして中団グループの中で粘り強いバトルを披露。Moto3特有のサバイバルな展開の中を見事に生き残り、ポイント圏内へ滑り込む 15位 でフィニッシュ。チームにとって嬉しいダブルポイント獲得に貢献しました。
#19 スコット・オグデン — 予選 18位 / 決勝 15位
次世代ブレーキディスク advantage DIRECT DRIVE RACING DISC の圧倒的な制動力が、ヘレスの厳しい路面でもライダーのパフォーマンスを支え、3チーム合計で3つの表彰台(うちMoto2は1-2フィニッシュ)と全戦完走・全車入賞という最高の結果を残しました。次戦も引き続きご声援をよろしくお願いいたします。