2026 MotoGP第7戦 イタリアGP レースレポート — マヌエル・ゴンザレスがポール・トゥ・ウィンで今季3勝目、ADVANTAGEパーツがムジェロでの完勝を支える
2026年5月29〜31日、イタリア・トスカーナ州のムジェロ・サーキットにて、MotoGP世界選手権 第7戦イタリアGPが開催されました。ADVANTAGE DIRECT DRIVE RACING DISCを採用するLIQUI MOLY Dynavolt Intact GP(Moto2/Moto3)、ADVANTAGEのフロントブレーキシステムとスプロケットを採用するCIP Green Power(Moto3)の予選・決勝レポートをお届けします。Moto2ではマヌエル・ゴンザレス選手がポール・トゥ・ウィンで今季3勝目を飾り、ポイントリーダーとしての地位をさらに盤石なものとしました。
Moto2 / LIQUI MOLY Dynavolt Intact GP
〜ゴンザレスがポール・トゥ・ウィンで今季3勝目、アギウスは粘り強い追い上げで4位入賞〜
予選レポート ― ゴンザレスがポールポジションを獲得、アギウスは2列目を確保
ハイスピードコーナーと長いストレートが連続する、ライダーとマシン双方に高い完成度が求められるムジェロ・サーキット。予選セッションではマヌエル・ゴンザレス選手(#18)が抜群のラップタイムで見事ポールポジションを獲得しました。ADVANTAGE DIRECT DRIVE RACING DISCの高い熱安定性と一貫したコントロール性を武器に、決勝に向けて最高のポジションを確保しています。
セナ・アギウス選手(#81)は3列目7番グリッドを獲得。予選で着実にペースを引き出し、決勝での上位進出を期して日曜日を迎えました。
決勝レポート(5月31日/19周)― ゴンザレスが全周回トップでライト・トゥ・フラッグ、アギウスは中団から4位まで猛追
決勝レースは、ポールポジションから完璧なホールショットを決めたゴンザレス選手が、1周目から後続を引き離す絶好の展開となりました。ハイスピードでハードブレーキングが連続するムジェロのレイアウトにおいて、ADVANTAGE DIRECT DRIVE RACING DISCの安定したブレーキフィーリングを武器に、序盤から終盤まで一貫したペースを刻みます。19周のレースで一度もトップを譲ることのないライト・トゥ・フラッグの完全優勝を達成し、今季3勝目を飾るとともに、ポイントリーダーとしての立場をさらに確固たるものにしました。
一方、3列目7番グリッドからスタートしたアギウス選手は、1周目を10位で通過する立ち上がりとなりましたが、序盤から中盤にかけて着実に順位を上げ、7周目には5位までポジションをアップ。中盤以降は5位を維持しながら表彰台争いのグループを射程に捉え、終盤17周目に1台をパスして4位に浮上。最後までペースを保ち、4位でチェッカーを受けました。スタート直後のロスを着実に取り返し、終始安定したペースを刻む堅実な走りとなりました。
| #18 マヌエル・ゴンザレス | 予選 1位(ポールポジション) / 決勝 1位(優勝・今季3勝目/全19周トップ) |
| #81 セナ・アギウス | 予選 7位(3列目) / 決勝 4位入賞(1周目10位から6ポジションアップ) |
Moto3 / LIQUI MOLY Dynavolt Intact GP
〜アルマンサが土曜にポール獲得もレース当日に急病で欠場、ムニョスは一時トップに立つ気迫の走りで7位入賞〜
Moto3クラスは、両ライダーが異なる困難に直面しながらも、強い精神力と確かなポテンシャルを示す週末となりました。土曜日の予選ではダビド・アルマンサ選手(#22)が見事ポールポジションを獲得、ダビド・ムニョス選手(#64)も7番グリッドを確保し、両ライダー揃って好位置から日曜日を迎える流れが整いつつありました。
決勝レポート(5月31日/17周)― アルマンサが急病で無念の欠場、ムニョスは満身創痍で気迫の7位フィニッシュ
残念ながら、決勝当日にアルマンサ選手が急病により出走を断念。土曜日に獲得したポールポジションを生かせない非常に悔しい結末となりました。アルマンサ選手の欠場に伴うグリッド繰り上げにより、ムニョス選手の決勝スタート位置は予選7位から6番グリッド(2列目)へと繰り上がっています。
シーズン前の大腿骨骨折に伴う再手術の影響で、未だ100%の本調子には程遠いフィジカルコンディションで今大会を迎えたムニョス選手。決勝レースは、序盤から積極的にトップグループに食らいつく素晴らしい走りを披露し、3周目に4番手まで浮上、さらに7周目には一時トップに立つ気迫の走りを見せました。その後は痛みを抱えながらの過酷な戦いとなり、中盤からは徐々にポジションを下げて16周目には14位まで後退する展開となりましたが、ADVANTAGE DIRECT DRIVE RACING DISCの安定した制動力を武器に最後まで集中力を切らさず走り切ります。最終ラップでは混戦の中で順位を立て直し、見事7位でチェッカーを受けました。万全の体調ではない中で獲得したこの貴重なポイントは、今後の完全復活に向けて大きな自信に繋がる素晴らしい結果となりました。
アルマンサ選手の急病による欠場という悔しいアクシデントはありましたが、土曜日のポールポジション獲得と、ムニョス選手が怪我のハンデを背負いながらも一時トップに立ち、気迫の7位フィニッシュを果たしたことは、チームの底力とマシンの仕上がりの良さを強く印象付ける週末となりました。両ライダーの心身の回復を最優先としつつ、次戦では万全の体制で再びトップ争いに挑みます。
| #64 ダビド・ムニョス | 予選 7位(実スタートグリッド6番手) / 決勝 7位入賞 |
| #22 ダビド・アルマンサ | 予選 1位(ポールポジション) / 決勝 欠場(急病) |
Moto3 / CIP Green Power
〜オグデンが予選から速さを示し決勝でも完走、クルーセスは最後尾近くから粘り強く5つ順位を上げる追い上げ〜
CIP Green Powerは、スコット・オグデン選手(#19)が予選で速さを見せ10番グリッドを獲得(アルマンサ選手欠場による繰り上げで実スタートは9番手)。アドリアン・クルーセス選手(#11)は予選23位と苦しい結果となりましたが(同繰り上げで実スタート22番手)、決勝での巻き返しに向けて準備を整えました。
決勝レポート(5月31日/17周)― オグデンが14位完走、クルーセスはスタート位置から5ポジションアップの17位フィニッシュ
9番グリッドからスタートしたオグデン選手は、1周目をトップ10圏内の10番手で通過。序盤の6周目までは9〜11位のグループでMoto3特有のスリップストリーム合戦に積極的に加わりました。しかし7周目に14位までポジションを落とすと、その後は14〜15位のグループで周回を重ねる展開に。ハイスピードからのハードブレーキング勝負においてはADVANTAGE製フロントブレーキの安定した制動力を武器に最後まで粘り強く走り抜き、14位でチェッカーを受けました。
22番グリッドからスタートしたクルーセス選手は、1周目を22位で通過し最後尾付近からのスタートとなりました。Moto3特有の入り乱れる後方グループのバトルにおいて冷静なライン取りで着実に順位を回復し、中盤8周目以降は17〜18位前後のポジションで周回を重ねる展開に。最終的に実スタートから5ポジションアップ(予選からは6ポジションアップ)の17位でチェッカーを受け、最後まで諦めない走りを見せたレースとなりました。
| #19 スコット・オグデン | 予選 10位(実スタートグリッド9番手) / 決勝 14位完走 |
| #11 アドリアン・クルーセス | 予選 23位(実スタートグリッド22番手) / 決勝 17位完走(実スタートから5ポジションアップ) |
チームは今回のレースデータを詳細に分析し、次戦では両ライダーがさらに上位のグループでバトルを展開し、より多くのポイントを獲得できるようマシンのセットアップを進めていきます。ハイスピードコーナーとハードブレーキングが連続するムジェロにおいて、ADVANTAGEのブレーキシステムとスプロケットは、Moto2優勝・今季3勝目という最高の結果を足元から支え抜きました。次戦も引き続きご声援をよろしくお願いいたします。