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2026 MotoGP第8戦 ハンガリーGP レースレポート — Moto2ゴンザレスが劇的オーバーテイクで3連勝、アギウスは3位表彰台、Moto3アルマンサが復帰戦で2位、CIPは6位入賞


2026年6月5〜7日、ハンガリー・バラトン湖畔のバラトン・パーク・サーキットにて、MotoGP世界選手権 第8戦ハンガリーGPが開催されました。ADVANTAGE DIRECT DRIVE RACING DISCを採用するLIQUI MOLY Dynavolt Intact GP(Moto2/Moto3)、ADVANTAGEのフロントブレーキシステムとスプロケットを採用するCIP Green Power Team(Moto3)の予選・決勝レポートをお届けします。Moto2ではマヌエル・ゴンザレス選手が劇的なオーバーテイクから今季4勝目・自身3連勝を達成、セナ・アギウス選手も3位表彰台を獲得し、チームにダブル表彰台の歓喜をもたらしました。

バラトン・パーク・サーキットでスタートを切るMoto3クラスの集団

Moto2 / LIQUI MOLY Dynavolt Intact GP

〜ゴンザレスが劇的オーバーテイクで自身3連勝、アギウスは鉄壁のディフェンスで3位表彰台〜

予選レポート ― アギウスがフロントロー3番手、ゴンザレスは2列目4番手から決勝へ

新規開催となるバラトン・パーク・サーキットは、テクニカルなコーナーとブレーキング勝負のポイントが連続する難易度の高いレイアウト。予選では、セナ・アギウス選手(#81)がフロントロー3番手のグリッドを獲得し、決勝での表彰台争いに向けて絶好のポジションを確保しました。マヌエル・ゴンザレス選手(#18)も2列目4番手につけ、ADVANTAGE DIRECT DRIVE RACING DISCの一貫した制動フィーリングを武器に、決勝での勝負どころに備えました。

バラトン・パークの予選で力強くコーナーを攻めるセナ・アギウス選手(#81)

決勝レポート ― ゴンザレスが12周目に劇的オーバーテイクで首位浮上、トップチェッカーで3連勝

決勝レースは、4番グリッドからスタートしたゴンザレス選手が、序盤から首位を走るフィリップ・サラチ選手の背後で勝機を伺う展開となりました。ADVANTAGE DIRECT DRIVE RACING DISCがもたらすブレーキの安心感を武器に、極限のドッグファイトの中でも常に冷静にラインを刻み続けます。そして12周目、ついに勝負に出たゴンザレス選手はサラチ選手を捉えてトップへ躍り出る劇的なオーバーテイクを成功させました。トップに立った後は誰にも前を譲ることなくペースを上げ、後続を1.5秒引き離してトップチェッカー。今季4勝目となる自身初の3連勝(Moto2クラスでは2023年以来となる快挙)を飾り、ランキング首位の座をさらに盤石なものとしました。

チェッカードフラッグを受けて優勝を飾るマヌエル・ゴンザレス選手(#18)

フロントロー3番手から飛び出したアギウス選手も、ハンガリーで強い走りを披露しました。スタートから上位グループに踏み留まり、表彰台圏内で周回を重ねます。終盤には背後から猛烈なペースで迫るダビド・アロンソ選手の挑戦を受け、コンマ数秒の息詰まる攻防が展開されました。アギウス選手はプレッシャーに屈することなく自分のラインとペースを守り抜き、最後はわずか0.4秒差でアロンソ選手の追撃を振り切り、3位表彰台を死守。チームに最高の歓喜をもたらすダブル表彰台が完成しました。

ライバルを抑えて3位表彰台を死守したセナ・アギウス選手(#81)
#18 マヌエル・ゴンザレス 予選 4位(2列目) / 決勝 1位(優勝・今季4勝目/自身3連勝)
#81 セナ・アギウス 予選 3位(フロントロー) / 決勝 3位表彰台(4位アロンソに+0.4秒差で死守)

Moto3 / LIQUI MOLY Dynavolt Intact GP

〜アルマンサが病気欠場明けで2戦連続ポール&2位表彰台、ムニョスは3番手浮上後に最終ラップの多重クラッシュで無念のリタイア〜

予選レポート ― アルマンサが2戦連続のポールポジション、ムニョスはQ2クラッシュで17番グリッドに

前戦イタリアGPを急病(扁桃炎)により欠場することとなった#22 ダビド・アルマンサ選手は、復帰戦となった今大会で完全復活を印象付ける走りを見せました。病み上がりであることを微塵も感じさせない圧倒的なペースで、2戦連続となるポールポジションを獲得。一方の#64 ダビド・ムニョス選手は予選Q2でクラッシュを喫し、17番グリッドからの厳しい決勝スタートを余儀なくされました。

バラトン・パークの予選で2戦連続ポールを獲得したダビド・アルマンサ選手(#22)

決勝レポート ― アルマンサが復活の2位表彰台、ムニョスは3番手浮上の猛追も最終ラップの多重クラッシュで無念のリタイア

決勝レースのアルマンサ選手は、ポールポジションからホールショットを奪取し、序盤6周にわたってトップ集団を果敢に引っ張る攻めの走りを披露しました。中盤7周目にキレス選手に先行を許した後も粘り強く食らいつき、最後まで集中力を切らすことなく走り切ります。堂々の2位でチェッカーを受け、病気からの復帰戦で見事な復活の表彰台を獲得しました。逆境を跳ね返した、価値ある表彰台です。

満員の観客スタンド前で先頭を引っ張るダビド・アルマンサ選手(#22)

一方、シーズン序盤の大腿骨骨折から復帰して間もないムニョス選手にも、ドラマチックなレースが待っていました。17番グリッドからのスタートながら、決勝では鬼神のごとき猛追を見せます。次々とライバルをパスして順位を上げ、ついに表彰台圏内の3番手まで浮上する驚異のカムバックを披露しました。しかし、歓喜の瞬間が目前に迫った最終ラップ、3位を巡る極限のバトルの中で痛恨の多重クラッシュに巻き込まれ、レースは赤旗終了。表彰台が手からすり抜ける悲劇的な幕切れとなりましたが、後方から最後までトップ集団を脅かし続けた攻めの走りは、世界中のファンを熱狂させました。

このアクシデントで負傷したムニョス選手はブダペストの病院へ搬送され、チームからは骨盤左側の骨折により手術による治療を受けていると発表されています。一日も早い回復をお祈り申し上げます。

バラトン・パークでKTM Moto3勢が連なって加速していくレースシーン
#22 ダビド・アルマンサ 予選 1位(ポールポジション・2戦連続) / 決勝 2位表彰台(復帰戦)
#64 ダビド・ムニョス 予選 17位(Q2クラッシュ) / 決勝 リタイア(最終ラップ多重クラッシュ・3番手浮上後)

Moto3 / CIP Green Power Team

〜クルーセスが大荒れのサバイバルレースを堅実にまとめて6位入賞、オグデンは21番グリッドから10ポジションアップの11位フィニッシュ〜

予選レポート ― クルーセスがQ1を4番手で通過しQ2で8番手、オグデンは21番グリッドから巻き返しを期す

CIP Green Power Teamは、アドリアン・クルーセス選手(#11)が予選Q1を4番手で通過してQ2に進出し、Q2で8番手のグリッドを獲得。一方のスコット・オグデン選手(#19)は21番グリッドから決勝に挑むこととなりましたが、Moto3クラス特有の接近戦を逆手に取った巻き返しに向けて準備を整えました。

バラトン・パークで躍動感ある走りを見せるアドリアン・クルーセス選手(CIP Green Power Team #11)

決勝レポート ― クルーセスが堅実な走りで6位入賞、オグデンは21番グリッドから10ポジションアップの11位完走

大波乱の展開となったハンガリーGPのMoto3クラス決勝。極限のサバイバルレースの中、CIP Green Power Teamの2人は最後まで集中力を切らさない堅実な走りを披露しました。クルーセス選手は8番グリッドからスタートし、序盤こそ順位の入れ替わりがあったものの、5周目以降は一貫して8番手前後をキープ。終盤、上位を走っていた数台が最終ラップの多重クラッシュで戦線を去る波乱もあり、走行順位の8番手から順位を上げて6位でフィニッシュ。貴重な10ポイントを持ち帰る、価値ある入賞を果たしました。ADVANTAGE製のフロントブレーキシステムとスプロケットが、混戦のサバイバルレースを最後まで支え抜きました。

Moto3集団バトルでコーナーを攻めるアドリアン・クルーセス選手(CIP Green Power Team #11)

21番グリッドからスタートしたオグデン選手は、Moto3特有の接触スレスレの集団バトルに飲み込まれながらも、決して集中力を切らしませんでした。毎ラップ・毎コーナーで目まぐるしく順位が入れ替わる息詰まるドッグファイトの中、ライバルたちの猛攻に耐え抜き、一瞬のミスが命取りになる極限のプレッシャーを跳ね除けます。激戦を最後まで生き残り、21番グリッドから10ポジションアップとなる11位でチェッカー。貴重なポイントを確実にチームに持ち帰る、タフな走りを証明したレースとなりました。

満員のスタンド前で繰り広げられるMoto3集団バトル、CIP Green Power Teamのマシンも見える
#11 アドリアン・クルーセス 予選 8位(Q1を4番手で通過) / 決勝 6位入賞(10ポイント獲得)
#19 スコット・オグデン 予選 21位 / 決勝 11位完走(21番グリッドから10ポジションアップ)

歓喜と試練が交差したハンガリーGP。Moto2ではゴンザレス選手の3連勝とアギウス選手の3位表彰台によるダブル表彰台、Moto3ではアルマンサ選手の復活2位表彰台とCIP Green Power Teamのクルーセス選手・オグデン選手の堅実なポイント獲得と、確かな成果を残す週末となりました。一方でムニョス選手の負傷は痛恨の結果となりましたが、後方からトップ集団を脅かしたその攻めの姿勢は今後への大きな手応えとなります。ADVANTAGE DIRECT DRIVE RACING DISC、ADVANTAGE製フロントブレーキシステムおよびスプロケットは、極限のドッグファイトが続く2026シーズンの戦いを足元から支え続けます。次戦も引き続きご声援をよろしくお願いいたします。

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