2026 MotoGP第10戦 オランダGP レースレポート — Moto2ゴンザレス2位・アギウス3位でLIQUI MOLY Dynavolt Intact GPがダブル表彰台、Moto3アルマンサは2位、CIPは惜しくもノー
2026年6月26〜28日、オランダ・TTサーキット・アッセンにて、MotoGP世界選手権 第10戦オランダGPが開催されました。ADVANTAGE DIRECT DRIVE RACING DISCを採用するLIQUI MOLY Dynavolt Intact GP(Moto2/Moto3)、ADVANTAGE製フロントブレーキシステムとスプロケットを採用するCIP Green Power Team(Moto3)の決勝レポートをお届けします。伝統のアッセンで行われたMoto2決勝では、マヌエル・ゴンザレス選手とセナ・アギウス選手が2位・3位に入り、LIQUI MOLY Dynavolt Intact GPがそろって表彰台を獲得。Moto3ではダビド・アルマンサ選手が2位表彰台を勝ち取りました。
Moto2 / LIQUI MOLY Dynavolt Intact GP
〜終盤に三つ巴の優勝争い、ゴンザレスが2位・アギウスが3位に入り、そろって表彰台を獲得〜
決勝レポート(6月28日/22周)― 僅差のバトルを制した優勝争いで、ゴンザレスが2位、アギウスが3位のダブル表彰台
22周で争われたMoto2決勝は、2番グリッドからスタートしたアルベルト・フェランデス選手(BLU CRU Pramac Yamaha Moto2)がホールショットを奪う展開で幕を開けました。イサン・グエバラ選手(BLU CRU Pramac Yamaha Moto2)が2番手につけ、ポールシッターのダビド・アロンソ選手は3番手へと後退します。2周目にはグエバラ選手がチームメイトをパスしてトップに立つと、アロンソ選手、ダニエル・オルガド選手(CFMOTO Azul Marino Aspar Team)も続き、フェランデス選手は4番手に後退。3周目にはオルガド選手がアロンソ選手を10コーナーでかわし、最終コーナーではグエバラ選手も抜いてトップに浮上しました。
6周目に入るとアロンソ選手がグエバラ選手を1コーナーでとらえて2番手に浮上し、Aspar Teamのワン・ツー体制が整います。さらにアロンソ選手は同じ周にオルガド選手も攻略し、このレースで初めて先頭に立ちました。アロンソ選手がそのままペースを上げ、2番手オルガド選手のミスもあって両者の差は0.6秒まで拡大。そんな中、ポイントリーダーのマヌエル・ゴンザレス選手が3番手まで順位を押し上げてきます。
ゴンザレス選手は翌周にオルガド選手をとらえて2番手を奪取すると、周回を重ねるごとにトップのアロンソ選手との差を詰めていきます。そして残り6周の5コーナーでアロンソ選手をオーバーテイクし、ついに先頭へ。残り5周となると、ゴンザレス選手とアロンソ選手の背後にセナ・アギウス選手が急接近し、優勝争いは終盤にして三つ巴の様相となりました。
ファステストラップを記録したアギウス選手は残り4周、8コーナーの進入でアロンソ選手をパスして2番手へ浮上。翌周にはトップのゴンザレス選手にも迫りましたが、7コーナーでミスを喫し、アロンソ選手に再び先行を許してしまいます。前に出たアロンソ選手は最終ラップの接戦を制して優勝。ゴンザレス選手はトップと0.024秒差の2位、アギウス選手も0.234秒差の3位でフィニッシュし、LIQUI MOLY Dynavolt Intact GPの2台がそろって表彰台を獲得しました。
優勝は最終ラップの攻防を制したダビド・アロンソ選手(CFMOTO Azul Marino Aspar Team)。トップ3が僅差でチェッカーを受ける白熱の一戦で、ADVANTAGE DIRECT DRIVE RACING DISCを採用する2台が2位・3位を分け合う結果となりました。
| #18 マヌエル・ゴンザレス | 予選 7位 / 決勝 2位(トップと+0.024秒) |
| #81 セナ・アギウス | 予選 6位 / 決勝 3位(トップと+0.234秒、ファステストラップ) |
Moto3 / LIQUI MOLY Dynavolt Intact GP
〜アルマンサがトップ争いを牽引し2位表彰台、ウリアルテは転倒によりリタイア〜
決勝レポート(6月28日/20周)― アルマンサがキレスとの一騎打ちを演じて2位、ウリアルテは無念のリタイア
20周で争われたMoto3決勝は、ポールシッターのマキシモ・キレス選手がホールショットを奪うも、5コーナーでダビド・アルマンサ選手がすかさずトップを奪い返す立ち上がりとなりました。2周目の5コーナーではアルバロ・カルペ選手(Red Bull KTM Ajo)とアドリアン・クルセス選手(CIP Green Power)が絡んで転倒を喫します。上位はアルマンサ選手を先頭に、キレス選手、ジョエル・ケルソ選手(GRYD – MLav Racing)ら8台による接近戦が展開されました。
先頭集団は途切れることなく複数台によるバトルが続くなか、アルマンサ選手がトップを堅守します。しかし10周目の最終コーナーで4番手まで後退し、トップにはキレス選手が浮上して0.4秒のマージンを築きました。アルマンサ選手はすかさず2番手までポジションを戻し、優勝争いはキレス選手とアルマンサ選手の一騎打ちに。キレス選手の背後につけながら終盤まで動きを見せなかったアルマンサ選手は、ファイナルラップで勝負を仕掛ける計画でラスト1周に突入しました。
ところがファイナルラップ、キレス選手が後半セクターで一気にペースを上げ、アルマンサ選手は仕掛けるまでには至らず。キレス選手がトップでチェッカーを受け、アルマンサ選手は2位でフィニッシュしました。3位には集団でのバトルを制したモレッリ選手が入っています。チームメイトの#88 マルコス・ウリアルテ選手は予選11番手から決勝に臨みましたが、転倒によりリタイアとなりました。
| #22 ダビド・アルマンサ | 予選 6位 / 決勝 2位(キレスとの一騎打ちを演じる) |
| #88 マルコス・ウリアルテ | 予選 11位 / 決勝 リタイア(転倒) |
Moto3 / CIP Green Power Team
〜クルセスは予選で好調も決勝2周目に転倒、オグデンはポイント圏まであと一歩の16位〜
決勝レポート(6月28日/20周)― アクシデントとトラブルに泣かされ、悔しさの残るノーポイントのオランダGP
アドリアン・クルセス選手(#11)は予選で5番手と素晴らしい速さを見せ、決勝での上位進出が期待されました。しかし決勝2周目の5コーナーでアルバロ・カルペ選手(Red Bull KTM Ajo)と絡んで転倒し、無念のリタイアとなってしまいます。一方、スコット・オグデン選手(#19)は18番グリッドからのスタート。粘り強い走りで順位を押し上げ、16位までポジションを回復しましたが、ポイント獲得まであと一歩届きませんでした。
| #11 アドリアン・クルセス | 予選 5位 / 決勝 リタイア(転倒/2周目) |
| #19 スコット・オグデン | 予選 18位 / 決勝 16位(ポイント圏まであと一歩) |
伝統のTTサーキット・アッセンで開催された2026年MotoGP第10戦オランダGP。Moto2ではマヌエル・ゴンザレス選手が2位、セナ・アギウス選手が3位に入り、LIQUI MOLY Dynavolt Intact GPが僅差の優勝争いの末にそろって表彰台を獲得しました。Moto3ではダビド・アルマンサ選手がキレス選手との一騎打ちを演じて2位表彰台を勝ち取る一方、CIP Green Power Teamはアクシデントとトラブルに泣かされ、悔しさの残るノーポイントとなりました。ADVANTAGE DIRECT DRIVE RACING DISC、ADVANTAGE製フロントブレーキシステムおよびスプロケットは、白熱するバトルが続く2026シーズンの戦いを足元から支え続けます。引き続き両チームへの変わらぬご声援をよろしくお願いいたします。